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教育方針

一人ひとりのお子さまがもっている「よさ」と、お子さまの中にある無限の可能性を、私たち保育者が大切に受け止めて、丁寧に育てていきたい!これが千葉幼稚園の教育理念です。

 千葉幼稚園には、子どもたちの笑顔が溢れています。笑顔は心が満たされている証。お子さまの言葉を丁寧に聴き、笑顔で受け止めていく先生のあたたかな想いが、お子さまの心の安定と自信につながっていきます。

教育目標は、私たちの願いです。入園から卒園までの園生活で、お子さまの自主性を育み、明るく、おおらかに成長していくプロセスを大切にしています。

○健康であること
○仲間と楽しく遊べること
○自分で判断して行動できること
​○豊かな感性が育つこと

ちばFARM & Play

 子どもたちの育ちにとって自然との出会いはどのような意味があるのでしょう。

自然には生命の営みが宿っています。その力に出会うことで子どもたちの五感が磨かれ、内面豊かな感性が育まれることに千葉幼稚園は大きな意味を見出しています。

「ちばF.A.R.M&Play」はお子さまの「イメージ豊かな感性」と、お子さまが人と関わっていく上で必要な「コミュニケーション力や思いやりの気持ち、社会性」などを、豊かな環境を通して育てていくための千葉幼稚園独自のカリキュラムです。

「Foodー食」「Aguricultureー農」「Rearー育」「Meetー出会い」

そして「Playー遊び」

お子さまに育ってほしい願いが、一つひとつの文字の意味に込められています。

Play(遊び)

あそびにこだわる理由

子どもたちにとって「遊び」が大切だということはいろいろなところでお聞きになったことがあるでしょう。

こどもたちにとってなぜ「遊び」が大切なのでしょうか?

そもそも「遊び」とは?

  世の中では楽しいこと全般に対して「遊び」という言い方がされることが多いです。しかし本来、「遊び」というのは、自分がやりたいからやる活動であり、人から強制されてやる活動ではありません。よく「○○遊び」というような名の下に先生が用意した課題を子どもに課していることがありますが、これは本来の意味では「遊び」ではなく「活動」といった方がふさわしいでしょう。

 千葉幼稚園で子どもたちに経験してほしいと思っている「遊び」とは子どもが自主的・主体的に取り組んで生まれるものです。

遊びを通して育つものって?

 遊びは学びです。ただし、遊びを通しての学びというのは、結果として学ばれるというものです。例えば、子どもたちは体力をつけるためにといって「鬼ごっこ」をするわけではありませんね。「鬼ごっこ」が楽しいからやるのです。

しかし、「鬼ごっこ」の中で子どもなりに試行錯誤しながらいろいろと動き回るので結果として体力がつくだろうし、仲間とやりとりする力もつくだろうし...ということです。

「遊び」を通して、社会性の育ち、心身の育ち、知的能力の育ち等々、様々な面での育ちが見られます。そして、こればかりではありません。

「遊び」は生きる力を育てます。自分からやりたいと思ってやり始める、そして、途中で投げ出してしまうのではなく、トラブルも乗り越えながら試行錯誤しながら(保育者に助けてもらいながら)「遊び」を進めていった先に、「やったー!」「おもしろい」「またやりたい」というような達成感・充実感が生まれます。

これは大げさに言えば、自分が世の中に対して力を発揮して生きているという実感です。こういう気持ちの積み重ねの中で「意欲」や「やる気」が生まれてきます。

いいかえると自分で学ぼうとする力、自分で自分を育てていく力=「生きる力」を育てているのです。

こういった力は受身の姿勢ではなく自らの思いで遊ぶことからこそ生まれていると考えます。

豊かな感性の育ち

感性豊かな子とは、どのような子でしょうか?

私たちは「感じて、考えて、行動できる イメージ豊かな子」だと考えます。では、どのようにお子さまの感性は育っていくのでしょう?

それは、お子さまが日常の中で、いかに五感を使った生活をしているかがポイントになるのです。 

 匂い、味、光、色、音、感触、気温、風、などを感じることに始まり、”きれい!””なぜだろう?不思議だな?”と思いめぐらせ、試したり、発見したり、素直に表現してみたり...そのような毎日の心に響く瞬間の積み重ねから、お子さまの豊かな感性は育っていくのだと考えます。

 幼稚園で友だちと思いきり遊んだ後の「たのしかった!」という爽快感。野菜を収穫したり食べたりする直接体験、虫や植物を間近で見たりして感じた不思議さ。

 感じたことを感じたように描く子どもたちの絵には、一人ひとりの子どもたちの世界が表れていてとても素敵なのです。

千葉幼稚園は、お子さまが心を響かせる豊かな環境に恵まれた幼稚園です。

 豊かな感性は、豊かな環境での経験から宿っていくのだと確信しながら、園生活の中で感じたことを絵や音、言葉や身体全体で、豊かに表現する子どもたちを育んでいます。

​トライアル&エラー

興味をもったことは「まずやってみよう!」

〜行動しなければ何も始まらない!


 子どもは自分で興味を持ったものに目を輝かせます。

「何だろう?」「触ってみたい!」「もっと見てみたい!」そのような思いで行動しようとします。実はどの子も意欲の塊なのです。

 その動きを「それはダメ〜」「今はやらないよ」など、大人の思いや心配で止めてしまうことは大切な機会を失うことなのです。
 もちろん、子どもの命や身体に危険が及ぶことはもちろん止めなければいけませんが、それ以外のことは「まず、やってみよう!」「触ってみよう!」「もっと見てみよう!」

千葉幼稚園では“まずやってみる!”ことを大切にしています。

「やってみた」時に生まれる子どもの疑問や質問に、答えをすぐに出さない

〜一緒に考える、一緒にやってみる


 1、2歳の頃「あれはなに?」「どうしてそうなの?」という“なぜなぜ期”をお子さんは経験していますか? 

 その時期には「あれは、ねこさんね〜」「これは音がなるのね〜」など、お子さんの「なんで?」に周りの大人たちが、たくさん答えてあげることが思考力や言葉や心の成長にとても大切です。
 その先にある3歳から6歳までの園生活。

千葉幼稚園では、子どもたちの「なぜ?」に対してすぐに答えを言わず、「何でだろうね?」「どうしてだと思う?」と子どもたちの考えを聞き出したり「一緒に調べてみよう!」「一緒に試してみよう!」と先生たちも一緒にやってみます。

その子なりに考えたり、試したりすることを「いいね!」と言ってくれる先生の存在はとても重要です。だから安心して“チャレンジ”できるのです。

 

上手くいかない

〜悔しい!その時が成長のチャンス!
 

 園生活では、年中組から年長組の時期に子どもが自分から「できるようになりたい!」と挑戦する遊びがあります。コマ回し、竹馬、鉄棒、縄跳び、うんていや登り棒…。

 「できるようになりたい!」と本気で取り組む子どもの姿は、真剣そのものです。
 でもそこに立ちはだかる「上手くいかない!!」「できない!!!」の壁。本気で取り組めば取り組んだ分、悔し涙があふれます。尊くて、愛おしい姿です。

 「上手くいかない」現実に直面した時、泣いても怒っても「できるようになりたい!」この思いを叶えられるのは、子ども自身なのです。大人が替わってあげることはできません。

 しかし、私たちは知っています。子どもが本当にやりたい時には悔し涙を何度も流しながらも、自分から何度でも立ち上がり、そして、最後の最後の最後に「できた〜!」と最高の歓声をあげることを!!

”失敗”を乗り越えた時、子どもたちは自信に満ちあふれ、自分から意欲的に生活していきます。
 更に素晴らしいことは、“失敗”を乗り越える経験をしたからこそ、友だちの「できた〜!」を自分のことのように心から喜ぶ姿が子どもたちから出てくることです。
“挑戦”して“失敗”して、それでも負けずに“挑戦”する。そうやって千葉幼稚園の子どもたちは、生き生きと輝く子へと成長していくのです。

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友だちと心つながる わらべうた遊び

​子どもたちにとって初めての集団生活の場となる幼稚園。入園したばかりの頃は、たくさんの友だちを前に、ドキドキしたり、泣き出してしまったりすることもあります。
そこで「わらべうた」を日々の保育に取り入れて、クラスみんなで手をつなぎ、輪になって歌いながら遊ぶ心地よさを味わえるようにしています。

わらべうた」は、日本で昔から子どもたちに歌いつがれてきた遊びで、長い時代を経て人から人へと伝えられてきた伝承文化です。
そこには人間として生きるために大切なメッセージが込められていると言われています。
またメロディは半音進行がなく、ドレミソラの五音で成り立ち、子どもにとって無理なく自然に歌うことができます。
もう一つの大きな特徴は、歌と遊びが一体となっており、遊びながら体のいろいろな部分を統合して動かすことにより、身体機能の発達を高めることができるそうです。


友だちとふれあうことで互いの体温を感じて安心し、クラスみんなで声やリズムを合わせることを繰り返し楽しむことで、相手の気持ちを感じ取っていきます。こうして「わらべうた遊び」を日々楽しんでいくことで、「友だちとかかわる喜び」や「思いやりの心」「人に対する信頼感」「社会性、規範意識」などが子どもたちの中に自然と育まれていくのです。
そしていつの間にかクラスの子どもたちの心と心がつながっていくのです。

 
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